私が初めて親の手伝いで台所に立ったのは、小学4年生!10歳の時です。
当時、母は私が包丁を使う姿を見て、かなりヒヤヒヤしていたそうです。
「切り方が怖い…」
「そのままだと指を切りそう…」
そんな風に思っていたらしく、見ていて落ち着かなかったそうです。
あの頃は猫の手が包丁の基本としてよく教えられていました。
でも今は、YouTubeでプロのシェフや料理人の動画を見ると、猫の手を強調している人はあまりいません。もちろん指先を守る意識はありますが、それぞれ自分の切りやすいフォームで包丁を扱っています。
私も猫の手は使っていません。普段は、よく見ている飲食店シェフの包丁さばきを参考にしています。ただ、長年のクセもあるし、まだちょっと怖いなと思う気持ちもあるので、見よう見まねの見習い程度ですww
そんな私ですが、小さい頃から料理をすること自体は当たり前でした。
両親は共働きだったので、母が帰ってくる前に夕飯を作ろうと思って初めて作った時はカレーでした。
ところが、初めてのカレーは水加減を間違えてしまい、見事にシャバシャバ。
子どもなりに考えた結果、片栗粉を投入しました。
結果は大失敗www
今度は逆に、とろみが付きすぎて、ドロドロのカレーになってしまいました。
子どもの私でもこれはあんまりおいしくないな~と思うくらいの出来だったのですが、母は一言も文句を言わずに最後まで食べてくれました。
「頑張って作ってくれたんだから、捨てるなんてできないでしょう」
そう言っていました。
そんな母は、とにかく料理が得意です。しかも、レシピを見ません。
本当に何でも、その場の感覚で作ってしまいます。
「これ、どうやって作ったの?」
「レシピは?」
そう聞くと、決まって返ってくるのが、
「いや~ね~。そんなものないわよ。」ですwww
全部、その場で考えた母のオリジナル。
だから私は
「じゃあ、どうやって作ったのかペンで書いてよ。」
と頼むのですが、
「いや~よ~。面倒くさい。」と即答www
料理を作ることは全然面倒じゃないのに、書き残すことには一切労力を使いたくないらしいんです。
今でもそのスタイルは変わっていません。
そんな母ですが、魚をさばくのも昔から当たり前。
アジやイワシのお刺身はもちろん、イカやタコのお刺身が食卓に並ぶことも珍しくありませんでした。カワハギが鍋に入っていたこともあって、子どもの頃はこれが普通なんだと思って育ちました。
大人になってからふと、そんな魚を捌く技術、どこで覚えたの?と聞いてみたことがあります。
簡単に言うと、大昔のご近所トラブルみたいなマウント要素のある話でしたww
なかなかドロドロした話になるのでここでは詳しく書きませんが、どうやら当時、いろいろな人間関係もあって、料理を覚えざるを得なかったそうです。
人生、どこで何が役に立つか分からないものですね。
ただ、ご近所トラブル云々以前に料理を使って人を不快にさせたり傷つけたりする人の話はどうしても許せません。
そんなのは料理が好きなわけじゃなくて、ただ自分自身の事が好きなだけって思います。
料理は誰かを傷つけるためのものではなく、誰かを笑顔にするためのもの。それが私の信念です。
私は、これからもそんな料理を作っていきたいと思っています。

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